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山歩き

一生に一度くらいは 
富士山に自分の足で登ってみてもいいんじゃないかなと思い始めてる


大昔大学卒業したてのころ 友人に連れられて何回か 北アルプスを縦走した
なんで登ってるんだろう 来なきゃよかった・・・
登っている途中はそんなことを思いながらいるのだけれど
頂上に着くと その心地よさは格別で やっぱり登ってよかったっと思った

今年になってから 丹沢のふもとあたりや高尾山近辺を歩いている
久々の山歩きは 雪の大山だった
大昔のあのなんともいえない充足感がよみがえった
それ以来 時間をできるだけ作って山歩きをしている
最低限の目標は毎月一回は高尾山に行くこと
京王線で行くとすごく便利だし 高尾山ならいつでも 
私のような体力のないおばさんでも 受け入れてくれる



5月後半は週末ごとに雨で  二週続けて山に行きそびれた
なんだかストレスがたまってしまって 雨でも行こう!と決心して
昨日の朝早く ひとりで京王線始発に飛び乗ったのだった

出発するときは降っていなかったけれど
奥高尾の小仏付近は登山口ですでに雨が降り始めた
一人だし 朝早くてほかの登山者もいないし・・・・・・・
一瞬 登るのを中止しようかと思ったけれど 
思い切って景信山への一歩を踏み出した




雨の中を一人で 急な山道を足を踏みしめるように登っていくと
雨の音と木の揺れる音に自分が包まれていくのがわかる 
ただ 山と自分だけがいる感じがする
少しの恐怖感もあるけれど  充実した時間が私の中に流れていて心地いい

トライアスロンの選手だろうか 何のアスリートかわからないが
すごい勢いで駆け上っていく人がいた・・・まるで 修験者のような感じがする

昔 高尾山も修行の山だった
多くの修験者がこの山中を駆け回っていただろう
時代は移って している格好は違っていても 求めているものの形は違っても
山からパワーをもらって 自らを鍛える人の姿勢は変わっていないのだろう

アスリートが私の前を走り去ったあとも 彼を見た余韻が残っているのか
私は 修験者が木の陰から出てきそうな そんな幻想を感じた
降る雨 立ち込める霧が そんな気持ちに私をさせてのかもしれない

私はのぼりの道は嫌いだ
一時間くらいだろうか・・・・私にしたら急な山道を登って
一人ですこし心細くなってきた時に ぱっと目の前の道が開けた 
景信山の頂上に着いたようだった
このころ雨は一番ひどくて 茶店の人もいない誰もいない頂上で一人で休息した
そこからは小仏峠 城山 一丁平を縦走して高尾山に向かった
巻き道をつかわないで ちょっと急な道を選んで歩いてみた
高尾山口から登ってきた人たちと ちらほらとすれ違うような時間になっていた


春の来ない高尾山 桜の最盛の高尾山  新緑の高尾山
そして今回の 雨の高尾山 いろんな高尾山に出会えて楽しい
高尾山は 修験者ばかりでなく 私のようなものでも受け入れてくれる

以前は すこし運動をしただけでもひざが痛くなったり
動き回った翌日はぐったりして動けなかった ものぐさな私だったが
山歩きを始めたおかげで すこし体力がついたように感じる


山と話しながら 山に守られながら 自分の体を じかに感じて山歩きをすることは
きっと これからの私のなくてはならない時間の使い方になるような気がする

by runjiro | 2006-06-04 22:53 | 日々思うこと  

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