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行く道をながめてみる

今は 週一時間の家事援助を二件 通院介護を一月に一件
ヘルパーのお仕事としてやらせてもらっている
一人暮らしのHさんと通院のお手伝いをするHAさんは
相変わらず それなりにお元気そうであるが
退院なさってお手伝いが再スタートしたSさんは
かなり生活のレベルなどが落ちられたように感じる
まず ご飯に関してはお手伝いがなくなった
管理食ということでカロリーコントロールの
宅配の食事を取られることになったのだ
夕方に入るヘルパーさんは 夕食を作るようだが
その時も刻み食にするようで 
作る側食べる側 どちらも大変だろうなと推測する
私は 居住空間の掃除をさせていただいて
その後に ご本人の希望に応じて 排泄介助をささえていただく
排泄介助といってもトイレまでお連れするだけが精一杯である
まだご本人の気持ちがしっかりされていて
恥ずかしさや ご自身へのいきどおりやいらだちをお持ちで
なかなかに 私の手を拒む態度が強く現れるのである
ご家族からは 本人が拒んでもリハパンの交換をするように要請がでている
だが かなりの頑固さをお持ちのおばあちゃまなので うまくいかない
トイレまでお連れするのが 私のできるやっとのお手伝いである
月並みな教科書の「信頼関係の上に成り立つ介護」という言葉を実感している
私は まだまだSさんの心に受け入れられている存在ではないのだなと思う



すこしずつ 目の前のお年よりの体の機能は低下していく
外のお年寄りのみならず 実母しかり 義父しかりである
そして 自分自身だって体に感じるさまざまな
「昔はこんなはずじゃなかった」という思いを抱いて暮らしている

間違いなく 老いは誰にでも来るのだ
ひたすら 歩ける老後 食べられる老後
そして「長引かない死への床」を願ってはやまない私なのである

ぽっくり死にたい

by runjiro | 2006-07-15 12:26 | ヘルパーのお仕事  

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