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メタモルフォーゼ

今年の春は寒い
朝の散歩でも いつまでたっても空気を冷たく感じる

母の入院騒動がひと段落して すこしほっとしている
酸素ボンベを引く生活がどんなものだろうと 本当に不安だった
母自身もだいぶなれてきて 生活の中でもどこに手を貸せばいいのか
どこを見守っていればいいのかがわかってきて 気持ちに余裕が戻ってきた
ちょっとのきがかりは 元気でそれなりに自分でなんでもやるのだか
ちょこっと母の様子を覗きに行ったり 運転中母の様子を見ていると
いつも居眠りをしているのに気づく・・・・こまごま休息をとっているのだろう
思えば93歳で何の薬も飲んでいない義父もいつも居眠りしているから
まぁ ある意味お年寄りの暮らしには居眠りは欠かせないものなのかもしれない

母の入院がちょうど春休みとともに終わり
この一ヶ月は 新しい講義の受講やら ヘルパー時間割り振りなど
自分自身のいちおうのこの一年の生活リズムをさぐる一ヶ月でもあった
だいたいの自分のペースがみつかったので 連休でちょっと一息と言ったところだ

そんなこんなの私の春のスタートだったけれど
その合間に 姪の結婚に関すること つれあいの側の親戚の動向などなど
大きく方向性が変わっていくことにもむきあっていて
今年は周りのいろいろな人がターニングポイントを迎えるのだなととも感じている
今まで私の周りの人たちが形作っていた家庭とか家族とか 
そういったものの形が どんどん変容している

私自身の心はどうだろう
行きつ戻りつしながらもひとつにとどまらないで
いろいろな形に アメーバみたいにうごめいている感じがする

目に見えない家族や周りの人とのつながりの中で
押されながら また自ら膨らみながら うごうごと
出っ張ったり引っ込んだりしている自分がいる

by runjiro | 2006-04-27 07:18 | 日々思うこと  

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